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Contribution to the Environment 環境への貢献

生物多様性保全の推進

生物多様性の保全活動

■生物多様性の保全と持続可能な利用の推進
人類の活動が原因で、数多くの生物が絶滅の危機に瀕し、地球における自然生態系のバランスが急激に崩れているといわれています。東京ガスグループは、生物多様性保全と持続可能な利用の推進のために、また私たちの事業を継続するために、豊かな生態系の実現を重要な事業基盤のひとつとして捉え、生物多様性保全の推進ガイドラインを策定しています。具体的には、バリューチェーンごとに状況を把握し、生態系への影響を低減するほか、当社所有の「長野・東京ガスの森」の森林保全活動など、さまざまな取り組みを行っています。

▶ LNGバリューチェーンにおける生物多様性への影響と取り組み(PDF:556KB)pdf
株式会社ディ・エフ・エフ, 東京ガス CSR室, 東京ガス CSR室(広報G), 東京ガス CSR室(秘書部), 東京ガス 総務部, 東京ガス 総合企画部, 東京ガス 資源・海外本部, 東京ガス エネルギー生産本部, 東京ガス 電力事業計画部, 東京ガス 導管NW本部, 東京ガス IT本部, 東京ガス リビング本部, 東京ガス 基盤技術部, 東京ガス エネソル本部, 東京ガス 環境部, 東京ガス 資材部, 東京ガス 人事部(安全健康福利室), 東京ガス 人事部, 東京ガス 監査部, 東京ガス 監査役室, 東京ガス コンプライアンス部, 東京ガス 地域本部, 東京ガス 財務部, TGES, 東京ガスコミュニケーションズ

バリューチェーンにおける取り組み

天然ガスの調達から、輸送、製造、供給にいたるバリューチェーンごとに状況を把握し、生物多様性保全のための取り組みを推進しています。

調達
LNGの調達先における取り組み
東京ガスがLNG(液化天然ガス)を調達しているガス田では、調達先企業により絶滅危惧種の保護や森林保護、植林、海洋生態系の保護など、生物多様性保全への取り組みが実施されています。例えば、インドネシアのLNGプロジェクトでは、絶滅危惧種にあげられているシートゥントゥンというカラグールガメ属の保護活動や、マングローブの植樹プログラムなどの再生活動を行っています。また、カタールのLNGプロジェクトでは、パイプライン敷設地域に存在するサンゴ礁を新しい環境に移動させる取り組みを実施。結果、サンゴ礁が異動した場所で再付着し、再生していることを確認しました。

また、オーストラリアのLNGプロジェクトでは、環境知識の共有のため、実施したモニタリング調査などから得たデータを石油・ガス産業、政府、研究組織、その他の投資家間で構成される共同研究体IGEM(Industry-Government Environmental Meta-database)に情報提供しています。
 
シートゥントゥンの幼体
【シートゥントゥンの幼体 (出典)KOMPAS.COM-Pertamina dan YSCLI Selamatkan Tuntong Laut dari Kepunahan 】

LNG輸送時の取り組み
LNGを積み込む港で船外に排出されるバラスト水(船の安定を目的に重しとしてLNGの荷揚げ港で積み込まれる海水に含まれる水生生物が生態系に影響を与える問題が指摘されています。当社はこれまでもバラスト水を公海上で入れ替えるなどの対応を行ってきましたが、国際海事機関(IMO)による「船舶バラスト水規制管理条約」が2017年9月に発効されるのに伴い、自社所有管理船(建造中船舶を含む)については、順次バラスト水処理設備を搭載し、生態系の影響を低減します。
 
LNGタンカー 従来日本には生息していなかったホンビノスガイ
LNGタンカー 従来日本には生息していなかったホンビノスガイ



製造
袖ケ浦、根岸、扇島、日立の各LNG基地では、草地に刈り残しを増やしたり、除草剤の使用量を減らすなどの工夫をして、敷地の緑化に取り組んでいます。 
地域自然環境に配慮した緑地づくりをめざし、NPO法人「樹木・環境ネットワーク協会」の協力を得て、生息鳥類、昆虫、植生などの調査を行っており、その結果を参考に間伐を実施したり、エコスタックを設置した結果、花の種類が増え昆虫にも良い効果をおよぼしています。

LNG基地での緑化活動
袖ケ浦・根岸・扇島の各LNG基地では、敷地の緑化を推進しています(写真は根岸LNG基地) 基地内の植樹活動。社員自らの手で植樹を行います
袖ケ浦・根岸・扇島の各LNG基地では、
敷地の緑化を推進しています(写真は根岸LNG基地)
基地内の植樹活動。
社員自らの手で植樹を行います
 
 
LNG基地の緑地生態系調査
NPO法人「樹木・環境ネットワーク協会」と協力して、生息鳥類、昆虫、植生などの調査を行っています 人工池には、 自然に繁殖したメダカ(絶滅危惧種に指定)も生息しています
NPO法人「樹木・環境ネットワーク協会」と協力して、
生息鳥類、昆虫、植生などの 調査を行っています
人工池には、 自然に繁殖したメダカ(絶滅危惧種に指定)
も生息しています

 

供給
ガス管の埋設工事では掘削土(残土)量を削減しています。例えば「小幅掘削・浅層埋設」(ガス管の埋設深さを従来よりも浅く、掘削幅も狭くする方法)の実施や「非開削工法」(道路を開削せずにガス管を埋設する工法)などを採用しています。 

また、従来は山砂で埋め戻していましたが、発生した掘削土で埋め戻す、埋め戻しの際に改良土・再生路盤材を使用する、さらに仮埋め戻しの際に新型の仮埋め戻し材を使うといった工夫により、山砂の採取を削減しています。

非開削工法を用いた導管工事
非開削工法を用いた導管工事
道路を開削せずにガス管を埋設する工法を用いて、掘削土の発生を抑制しています(写真はガス管を推進するための立坑)

新型仮埋め戻し材「ECOボール」を利用した導管工事
新型仮埋め戻し材「ECOボール」を利用した導管工事
同一箇所を再掘削する場合に新型仮埋め戻し材「ECOボール」を採用し、山砂の利用を低減させています

掘削土の再利用
 
掘削土の再利用
ガス導管工事で発生した土砂(掘削土)は改良土センターで再生処理し、埋め戻し用土砂として再利用。山などの生態系保全に貢献しています


事業所
事業所や企業PR館では、屋上緑化や緑のカーテンづくりを行っています。

ガスの科学館における屋上緑化


地元の小学校をはじめとする地域社会やお客さまとのコミュニケーションの推進に有効に活用しています
地元の小学校をはじめとする地域社会やお客さまとのコミュニケーションの推進に有効に活用しています

熊谷ビルのゴーヤの緑のカーテン
植物を壁面や窓際に生育させることで日陰をつくり、室内の温度を低くする取り組みを行っています 植物を壁面や窓際に生育させることで日陰をつくり、室内の温度を低くする取り組みを行っています
植物を壁面や窓際に生育させることで日陰をつくり、室内の温度を低くする取り組みを行っています 
株式会社ディ・エフ・エフ, 東京ガス CSR室, 東京ガス CSR室(広報G), 東京ガス CSR室(秘書部), 東京ガス 総務部, 東京ガス 総合企画部, 東京ガス 資源・海外本部, 東京ガス エネルギー生産本部, 東京ガス 電力事業計画部, 東京ガス 導管NW本部, 東京ガス IT本部, 東京ガス リビング本部, 東京ガス 基盤技術部, 東京ガス エネソル本部, 東京ガス 環境部, 東京ガス 資材部, 東京ガス 人事部(安全健康福利室), 東京ガス 人事部, 東京ガス 監査部, 東京ガス 監査役室, 東京ガス コンプライアンス部, 東京ガス 地域本部, 東京ガス 財務部, TGES, 東京ガスコミュニケーションズ

長野・東京ガスの森 その他の取り組み

2005年に開設した「長野・東京ガスの森」での森林保全活動や、お客さまとともに行う「どんぐりプロジェクト」、「わたしの森プロジェクト」を通じて地球温暖化の防止、生物多様性保全活動を行っています。また「東京ガス環境おうえん基金」や経団連自然保護協議会の参画を通じて自然保護活動と生物多様性保全に取り組む団体の支援を行っています。
 

長野・東京ガスの森での生物多様性の保全活動
地球温暖化防止をはじめ環境に貢献できる森づくりのため、間伐、枝打ちなどの森林保全作業を継続的に実施しています。2016年2月には、J-クレジット制度(注)のプロジェクト登録を行いました。また、生物多様性保全への貢献等を目的として、地元のNPO法人とともに「哺乳類生息状況調査」などの生物相調査にも取り組んでいます。
(注)CO2などの温室効果ガスの排出量削減や吸収量を「クレジット」として国が認証する制度

生物相調査の概要

調査年度 調査内容
2007年 哺乳類相調査(16種の哺乳類を確認)
2008年 植物相調査(324種の植物を確認)
2009年 鳥類調査(61種の鳥類を確認)
2010年 テンの糞による食性分析
2011年 定点観測カメラ調査(30種の生物を確認)
2012年 定点観測カメラ調査(29種の生物を確認)
2013年 定点観測カメラ調査(21種の生物を確認)
2014年 定点観測カメラ調査(20種の生物を確認)
2015年 定点観測カメラ調査(25種の生物を確認)
2016年 定点観測カメラ調査(24種の生物を確認)

撮影された動物の2007~2016年の変化
撮影された動物の2007〜2016年の変化
オオイヌフグリ オオイヌフグリ
ヒメオドリコソウ
ヒメオドリコソウ
ミズキの実 ミズキの実
野ウサギ
野ウサギ
テン テン
タヌキ
タヌキ
ミソサザイ
ミソサザイ

<関連リンク>
▶ 長野・東京ガスの森
 

その他の社会貢献活動における取り組み

次世代を担う子どもたちに森づくりや自然体験型教育を行う「どんぐりプロジェクト」や、新築マンションの緑地で生物多様性に配慮した環境づくりを行う「わたしの森プロジェクト」を通じて、お客さまとともに生物多様性保全の取り組みを行っています。また、「東京ガス環境おうえん基金」や経団連自然保護協議会への参画を通して、生物多様性保全に取り組む団体へのサポートを行っています。

どんぐりプロジェクト
森林保全活動や五感を使ったさまざまな自然体験プログラムを通じて、森のはたらきや私たちの暮らしとのつながりを考え、日々の環境活動につなげることをねらいとしています。2017年度は、人の暮らしのすぐそばにある里山のはたらきも学ぶ活動として、埼玉県の狭山丘陵で開催し、約40名の参加のもと、下草刈りなどの手入れやネイチャークラフトなどを体験していただきました。
森に生息する木々や植物、生きものについて学ぶ子どもたち
森に生息する木々や植物、生きものについて学ぶ子どもたち
東京ガス環境おうえん基金
地域と地球の環境保全、および持続可能な社会実現に取り組む非営利の民間団体を支援しています。2016年度から地球温暖化対策へのさらなる貢献のため、CO2の吸収源となる森林や藻場の保護・育成に資する活動を支援する「森活おうえん助成」プログラムを新たに設置しました。
2017年度は43件の応募から環境配慮型ライフスタイルの普及や環境教育支援等を行う13団体(助成金額700万円)、「森活おうえん助成」4団体(助成金額300万円)の計17団体(助成総額1,000万円)を助成先に決定しました。なお、本基金は2007年度に当社のお客さま件数が1,000万件を達成した記念事業として10年間実施の予定でスタートし、今年度が最終となります。
写真では、2016年度にスタートした「森活おうえん」で助成した“三番瀬環境市民センター”と“緑の環・協議会”の活動を紹介します。
 
三番瀬でアマモ復活にチャレンジ(東京都)三番瀬でアマモ復活にチャレンジ(東京都)
砂の違法採取で荒れた山野に苗木を植え、育成(千葉県)
砂の違法採取で荒れた山野に苗木を植え、育成(千葉県)
 

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