Tokyogasgroup csr report

Contribution to the Environment 環境への貢献

生物多様性保全の推進

生物多様性の保全活動

生物多様性の保全と持続可能な利用の推進

人類の活動が原因で、数多くの生物が絶滅の危機に瀕し、地球における自然生態系のバランスが急激に崩れているといわれています。東京ガスグループは、生物多様性保全と持続可能な利用の推進のために、またグループの事業を継続するために、豊かな生態系の実現を重要な事業基盤の一つとして捉え、生物多様性保全の推進ガイドラインを策定しています。具体的には、バリューチェーンごとに状況を把握し、生態系への影響を低減するほか、当社所有の「長野・東京ガスの森」の森林保全活動など、さまざまな取り組みを行っています。

環境影響評価の実施

天然ガスの採掘、LNG基地や発電所の建設は、少なからず地域の景観や自然環境に影響を与えます。東京ガスグループでは、海外の天然ガス井戸元において、生物多様性保全の状況などを確認し、地域の生態系へ配慮されていることを確認しています。国内においては、LNG基地や発電所建設時に必要な環境アセスメントを実施するほか、NPOと連携し、地域の生態系に配慮した緑地管理等を実施しています。また、昨今の水リスクへの高まりを受け、全てのLNG基地においてIntegrated Biodiversity Assessment Toolを用いて、排水による生態系への影響も評価し、特に問題がないことを確認しています。
 
株式会社ディ・エフ・エフ, 東京ガス CSR室, 東京ガス 総務部, 東京ガス 総合企画部, 東京ガス 資源・海外本部, 東京ガス エネルギー生産本部, 東京ガス 電力事業計画部, 東京ガス 導管NW本部, 東京ガス IT本部, 東京ガス リビング本部, 東京ガス 基盤技術部, 東京ガス エネソル本部, 東京ガス 環境部, 東京ガス 資材部, 東京ガス 人事部(安全健康福利室), 東京ガス 人事部, 東京ガス 監査部, 東京ガス 監査役室, 東京ガス コンプライアンス部, 東京ガス 地域本部, 東京ガス 財務部, TGES, 東京ガスコミュニケーションズ

バリューチェーンにおける取り組み

天然ガスの調達から、輸送、製造、供給にいたるバリューチェーンごとに状況を把握し、生物多様性保全のための取り組みを推進しています。

調達

 
LNGの調達先における取り組み
東京ガスがLNG(液化天然ガス)を調達しているガス田では、調達先企業により絶滅危惧種の保護や森林保護、植林、海洋生態系の保護など、生物多様性保全への取り組みが実施されています。例えば、インドネシアのLNGプロジェクトでは、絶滅危惧種にあげられているシートゥントゥンというカラグールガメ属の保護活動や、マングローブの植樹プログラムなどの再生活動を行っています。また、カタールのLNGプロジェクトでは、パイプライン敷設地域に存在するサンゴ礁を新しい環境に移動させる取り組みを実施。結果、サンゴが移動した場所で再付着し、再生していることを確認しました。
また、オーストラリアのLNGプロジェクトでは、環境知識の共有のため、実施したモニタリング調査などから得たデータを石油・ガス産業、政府、研究組織、その他の投資家間で構成される共同研究体IGEM(Industry-Government Environmental Meta-database)に情報提供しています。

 

シートゥントゥンの幼体
シートゥントゥンの幼体 
出典:KOMPAS.COM-Pertamina dan YSCLI Selamatkan Tuntong Laut dari Kepunahan 
 
LNG輸送時の取り組み
LNGを積み込む港で船外に排出されるバラスト水(船の安定を目的に重しとしてLNGの荷揚げ港で積み込まれる海水)に含まれる水生生物が、従来生息しない海洋領域にまでバラスト水と一緒に運ばれることで、生態系に影響を与える問題が指摘されています。当社はこれまでもバラスト水を公海上で入れ替えるなどの対応を行ってきましたが、国際海事機関(IMO)による「船舶バラスト水規制管理条約」が2017年9月に発効されるのに伴い、自社所有管理船(建造中船舶を含む)について、順次バラスト水処理設備を搭載し、生態系の影響を低減します。
 

LNGタンカー

LNGタンカー

従来日本には生息していなかったホンビノスガイ

従来日本には生息していなかったホンビノスガイ

製造

袖ケ浦、根岸、扇島、日立の各LNG基地では、草地に刈り残しを増やしたり、除草剤の使用量を減らすなどの工夫をして、敷地の緑化に取り組んでいます。 また、社員自らの手で植樹も行っています。
さらに、地域自然環境に配慮した緑地作りを目指し、NPO法人「樹木・環境ネットワーク協会」の協力を得て、生息鳥類、昆虫、植生などの調査も行っています。その結果を参考に間伐を実施したり、エコスタックを設置したところ、花の種類が増え昆虫にも良い効果をおよぼしています。LNG基地内の人工池では、絶滅危惧種に指定されているメダカが自然繁殖している様子も確認できました。
 

社員による植樹活動

社員による植樹活動

人工池に生息するメダカ

人工池に生息するメダカ

供給

従来、ガス管の埋設工事では、掘削した箇所に新しい土である山砂を埋め戻しに使ってきました。山砂の使用量削減は、 周辺の環境破壊を抑制するとともに、工事現場まで運搬する車両等が排出するCO2削減につなげることができます。東京ガスグループのガス管の埋設工事では、「小幅掘削・浅層埋設」(ガス管の埋設深さを従来よりも浅く、掘削幅も狭くする方法)の実施や「非開削工法」(立坑を用いて、道路を開削せずにガス管を埋設する工法)などを採用し、掘削土量の削減に努めています。また、埋め戻しの際に、改良土・再生路盤材、新型の仮埋め戻し材などの利用を拡大することにより、山砂の使用量削減をはかっています。

 

ガス管を推進するための立坑

ガス管を推進するための立坑

新型仮埋め戻し材「ECOボール」

新型仮埋め戻し材「ECOボール」

掘削土のリサイクル

掘削土のリサイクル
 

事業所

事業所や企業PR館では、屋上緑化や緑のカーテン作りを行っています。「がすてなーに ガスの科学館」では屋上を緑化し、地元の小学校をはじめとする地域社会やお客さまとのコミュニケーションの推進に有効に活用しています。また、TG熊谷ビルでは壁面や窓際に植物を生育させることで日陰をつくり、室内の温度を低くする取り組みを行っています。
 

「がすてなーに ガスの科学館」の屋上

「がすてなーに ガスの科学館」の屋上

壁面や窓際に植物を生育させているTG熊谷ビル

壁面や窓際に植物を生育させているTG熊谷ビル

壁面や窓際に植物を生育させているTG熊谷ビル
株式会社ディ・エフ・エフ, 東京ガス CSR室, 東京ガス 総務部, 東京ガス 総合企画部, 東京ガス 資源・海外本部, 東京ガス エネルギー生産本部, 東京ガス 電力事業計画部, 東京ガス 導管NW本部, 東京ガス IT本部, 東京ガス リビング本部, 東京ガス 基盤技術部, 東京ガス エネソル本部, 東京ガス 環境部, 東京ガス 資材部, 東京ガス 人事部(安全健康福利室), 東京ガス 人事部, 東京ガス 監査部, 東京ガス 監査役室, 東京ガス コンプライアンス部, 東京ガス 地域本部, 東京ガス 財務部, TGES, 東京ガスコミュニケーションズ

その他生物多様性保全の取り組み

2005年に開設した「長野・東京ガスの森」での森林保全活動や、2017年6月1日よりスタートした環境・社会貢献活動「森里海つなぐプロジェクト」、お客さまとともに行う「どんぐりプロジェクト」、「わたしの森プロジェクト」を通じて地球温暖化の防止、生物多様性保全活動を行っています。

「長野・東京ガスの森」での生物多様性保全活動

「長野・東京ガスの森」では、生物多様性保全を目的として、地元のNPO法人とともに2007年から継続してモニタリングを行っています。植物324種(植物相調査2008)、哺乳類26・鳥類78(生物相モニタリング2017)、合計428種の生きものが森に生息していることを確認しました。
樹木の手入れ方法と動物・鳥類の個体数の増減に関するデータが蓄積されつつあり、今後の森林保全・生物多様性保全の計画づくりに役立ててまいります。
 

野ウサギ

野ウサギ

ミソサザイ

ミソサザイ

森里海つなぐプロジェクトでの環境・社会貢献活動

 

その他の社会貢献活動における取り組み

 

上記についてご意見・ご感想をどうぞ!

株式会社ディ・エフ・エフ, 東京ガス CSR室, 東京ガス 総務部, 東京ガス 総合企画部, 東京ガス 資源・海外本部, 東京ガス エネルギー生産本部, 東京ガス 電力事業計画部, 東京ガス 導管NW本部, 東京ガス IT本部, 東京ガス リビング本部, 東京ガス 基盤技術部, 東京ガス エネソル本部, 東京ガス 環境部, 東京ガス 資材部, 東京ガス 人事部(安全健康福利室), 東京ガス 人事部, 東京ガス 監査部, 東京ガス 監査役室, 東京ガス コンプライアンス部, 東京ガス 地域本部, 東京ガス 財務部, TGES, 東京ガスコミュニケーションズ