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Contribution to the Environment 環境への貢献

天然ガスの普及拡大と高度利用_業務用高効率ガス機器・システムの普及

空調システムの開発・普及

業務用空調分野では、ビル空調向けに、年間エネルギー消費量を従来よりさらに削減した「GHP XAIR(エグゼア)Ⅱ」ならびに自然冷媒を使用した「ナチュラルチラー」の普及を進めています。また飲食店やホテルなどの厨房における暑さを低減し空調負荷を低減する「涼厨(すずちゅう)」の普及も進めています。


高効率ガスヒートポンプ(GHP)の普及
東京ガスは、節電と省エネ性を両立するガス空調システムであるガスエンジンヒートポンプ(以下、GHP)のなかで、特に最高効率機種である「GHP XAIR」シリーズの普及促進を行っています。さらに、現行のエグゼアシリーズの後継機として、さらなる省エネルギー化を図った「GHP XAIRⅡ」を2015年10月に発売しました。XAIRⅡでは、運転時間の多くを占める低負荷領域での運転効率をエンジンの低回転化等で高めることにより、従来のGHP XAIRに比べて年間一次エネルギー消費量を20%削減しています。

年間エネルギー消費量の比較(XAIR比)

年間エネルギー消費量の比較(XAIR比)
(注)15年前機種とXAIRのエネルギー削減量は実績値より算出、XAIRとXAIRⅡのエネルギー削減量は当社試算による 

GHP省エネ運転サービス「Green Help Pro(グリーン ヘルプ プロ)(注1)
グリーン ヘルプ プロは、インターネット経由でGHPを制御し、省エネルギー運転を行うとともに、その運転状況を「見える化」するサービスで、快適性を損なわずに無理なく省エネを実現します。
(注1)「Green Help Pro(グリーン ヘルプ プロ)」は東京ガス株式会社の登録商標です。

ハイブリッド空調「スマートマルチ」と最適制御サービス「エネシンフォ」(注2)
「スマートマルチ」は当社および、大阪ガス(株)、東邦ガス(株)、パナソニック(株)が共同で開発し、2016年4月に販売開始したハイブリッド空調システムです。GHPと電気モーターヒートポンプ(以下、EHP)を世界で初めて同一冷媒系統に統合したもので、遠隔制御により最適に運転します。2017年4月からパナソニック(株)に加え、アイシン精機(株)、ダイキン工業(株)、ヤンマーエネルギーシステム(株)からも順次販売を開始しています。
「エネシンフォ」は「スマートマルチ」を遠隔で最適運転制御する当社が独自で開発したサービスです。本サービスによりGHPとEHPの運転状況やエネルギー需給状況、季節・時間帯によって異なるエネルギー価格等を見ながら、GHPとEHPを使い分け、エネルギーコストの削減を実現します。また、お客さまの使い方に合わせてエネルギー消費量やCO2排出量を最小にするような運転比率に制御することで、省エネ・省CO2の実現に貢献します。さらに、将来的に本サービスは太陽光や風力等の再生可能エネルギーの導入拡大や電力自由化等により想定される電力需給バランスや価格変動等の状況変化に対応するとともに、電力需給逼迫時等の節電要請にも対応することで、社会全体への貢献をめざします。
(注2)「スマートマルチ」、「エネシンフォ」は東京ガス株式会社の登録商標です。

「スマートマルチ」を最適運転制御する「ENESINFO(エネシンフォ)」のイメージ

「スマートマルチ」を最適運転制御する「ENESINFO(エネシンフォ)」のイメージ

<関連リンク>
 GHP(ガスヒーポン)blank
 スマートマルチblank

太陽エネルギーの積極的活用
業務用では、太陽熱利用と高効率給湯器「エコジョーズ」を組み合わせた「SOLAMO」に加え、太陽熱エネルギーを空調に利用する「ソーラークーリングシステム」を提案し、再生可能エネルギーの導入をサポートしています。


水の気化熱を利用したビル空調「ナチュラルチラー」の普及
ナチュラルチラー(吸収冷温水機)は水の蒸発、吸収、再生、凝縮を繰り返し、冷水をつくって、室内の空気を冷やします。水を冷媒とし、吸収液(注3)に臭化リチウム水溶液を使うため、フロンは使用しません。

ナチュラルチラーのしくみ
ナチュラルチラーのしくみ
(注3)吸収液とは水分を吸収する性質を持った液体で、「臭化リチウム水溶液」という、塩水に似た物質を利用しています

また、ナチュラルチラーは、再生器のプロセスで太陽熱などの再生可能エネルギーや低温未利用エネルギー(下水、河川水、海水、地下水)、ガスコージェネレーションシステム(以下、ガスコージェネ)の廃熱などを取り入れて有効に活用することができるため、さらなる省エネ・CO2の削減が可能となります。不安定である再生可能エネルギーをクリーンな都市ガスでバックアップすることにより、安定した能力を発揮します。
最新のグリーン機種(注4)は、従来機に対して効率が大きく向上しています。そのため、グリーン機種に更新することで大幅な省エネ・省CO2を達成できます。
(注4)グリーン機種:東京ガス、大阪ガス、東邦ガスのガス3社では、環境面をはじめさまざまなメリットを持つナチュラルチラーのなかでも、高い環境性能、確かな信頼性を持つガス焚きのナチュラルチラーおよびジェネリンクを「グリーン機種」として選定しています。

ガスコージェネレーションシステムとの組み合わせ
ガスコージェネと組み合わせることで廃熱を有効利用することができるため、ガス消費量が削減され、さらなる省エネが実現できます。

ガスコージェネレーションシステムとの組み合わせ例

ガスコージェネレーションシステムとの組み合わせ例

<関連リンク>
 ナチュラルチラー(ガス吸収冷温水機)blank


「涼厨」による空調負荷低減
厨房につきものの暑さを低減する「涼厨」をご提案しています。従来の厨房と「涼厨」をシミュレーションで比較したところ、「涼厨」なら空調負荷を約30%(注5)低減でき、その分省エネ・省CO2に貢献できます。

「涼厨」による空調負荷低減率

「涼厨」による空調負荷低減率

シミュレーション条件
  • 計算モデルは学校給食厨房(縦1.8m×横8.5m×高さ2.5m)
  • 換気方式は置換換気方式
  • 給気量は40kQ
  • 機器条件(回転釜5台、立体炊飯器4台、オーブン1台、ガステーブル1台)ただし、「涼厨」は回転釜と立体炊飯器。オーブン、ガステーブルは共通仕様
(注5)西川、大森ほか:空気調和衛生工学会学術講演論文集09.9より抜粋

<関連リンク>
 涼しいガス厨房機器「涼厨」blank
 
株式会社ディ・エフ・エフ, 東京ガス CSR室, 東京ガス CSR室(広報G), 東京ガス CSR室(秘書部), 東京ガス 総務部, 東京ガス 総合企画部, 東京ガス 資源・海外本部, 東京ガス エネルギー生産本部, 東京ガス 電力事業計画部, 東京ガス 導管NW本部, 東京ガス IT本部, 東京ガス リビング本部, 東京ガス 基盤技術部, 東京ガス エネソル本部, 東京ガス 環境部, 東京ガス 資材部, 東京ガス 人事部(安全健康福利室), 東京ガス 人事部, 東京ガス 監査部, 東京ガス 監査役室, 東京ガス コンプライアンス部, 東京ガス 地域本部, 東京ガス 財務部, TGES, 東京ガスコミュニケーションズ

高性能工業炉・蒸気システムの開発・普及

産業部門では、燃料を石油、LPGなどから天然ガスに切り替える“燃料転換”と高度利用により、CO2を大幅に削減しています。


工業炉用高効率バーナの普及
排気から蓄熱体に熱を回収して給気を予熱することで、極めて高い燃焼効率と低NOxを両立させ、最大で50%の省エネルギーを実現できる「リジェネレイティブバーナシステム」は、工業炉分野のCO2削減対策の切り札として注目されています。

リジェネレイティブバーナシステム
リジェネレイティブバーナシステム


天然ガス転換・高効率利用によるCO2削減

燃料を石油、LPGなどから天然ガスに切り替えることによりCO2排出量を約25%削減できますが、さらに高効率の機器・システムに切り替えて天然ガスを高度利用することで、大幅なCO2排出削減が実現します。

天然ガス転換・高効率利用によるCO2削減

 

高効率蒸気ボイラの普及
既存の大容量ボイラを高効率小型貫流ボイラにリプレイスして台数制御を行うことにより、省エネルギーが実現できます。各メーカーと共同で省電力・省エネルギーの小型貫流ボイラを商品化しているほか、高効率で耐久性に優れた大型貫流ボイラ等の開発も進めています。また、高効率ボイラと蒸気を使用する側の省エネをセットにしたエネルギーサービス「Steam fit(スチームフィット)」を普及拡大することで、省エネ・省CO2・省コストのニーズにお応えしています。
 

小型貫流ボイラの複数設置

小型貫流ボイラの複数設置

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ガスコージェネレーションシステムの開発・普及

ガスコージェネレーションシステム(以下、ガスコージェネ)とは、クリーンな天然ガスを燃料にした高効率エンジン、タービンや燃料電池により発電し、同時に得られる廃熱を蒸気や温水で取り出し発電と合わせて設置場所に供給する分散型エネルギーシステムです。環境性に優れ、またエネルギーセキュリティの強化(電源の多重化)や節電にも貢献します。

ガスコージェネレーションシステムの環境性
ガスコージェネはエネルギーの需要場所に設置する「分散型発電方式」のため、遠隔地から送電する「集中型発電方式」では利用できなかった廃熱を発電と合わせて利用できます。
廃熱は、多様な廃熱利用熱源機等と組み合わせることで、工場の生産工程、ホテルや病院の給湯や蒸気供給、ビルの空調、温浴施設やプールの加温等、幅広い用途に使用できます。
技術開発における発電効率の追求により、現在商品化されているガスコージェネは発電効率が系統電力の平均効率(送電ロス含む需要端)を超えるものが主流となっており、廃熱の有効利用と合わせることで大幅な省エネルギーとCO2排出抑制が可能になります。

ガスコージェネレーションシステムによるエネルギーの有効活用・CO2の削減(注)



ガスコージェネレーションシステムによるエネルギーの有効活用・CO2の削減

(注)当社試算
(注1)LHV基準。火力発電所の熱効率および総合損失は、9電力会社および卸電気事業者の平成15年度運転実績(工場等判断基準小委2005年9月)から算定。
(注2)ガスコージェネレーションシステムの効率はLHV基準で、推奨機種による一例です。
(注3)系統電力の排出係数0.66kg-CO2/kWh(地球温暖化対策計画(2016年5月)における2030年度火力平均係数)


<関連リンク>
 購入電力削減によるCO2排出削減量の評価
 ガスコージェネレーションシステムblank


ガスコージェネレーションシステムの普及状況
当社管内では、2016年度末において、累計2,019千kW(注4)のガスコージェネが稼働しています。これまで普及が進んできた熱負荷の大きな工場・商業用施設等に加え、発電出力が1kWから数10kWの小型ガスコージェネの開発等により、家庭用のほか中小規模の民生用などのより幅広い分野での導入が進んでいます。
(注4)庭用を除く

ガスコージェネレーションシステムの導入状況

ガスコージェネレーションシステムの導入状況
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  ガスコージェネレーションシステムの導入状況
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エネルギーサービスによる省エネ・省CO2の推進

東京ガスグループでは、お客さまのエネルギーの使用状況や問題点を把握し、最新機器の導入やエネルギーの「見える化」、運用改善などを行うエネルギーサービスを提供しています。エネルギーサービスによってお客さまのエネルギーに関する課題を解決し、省エネ・省CO2を推進します。

 

エネルギー業務の一括請負による省エネサポート
お客さまのエネルギーに関するお悩みをワンストップで解決するサービスを提供しています。資金調達、設計・施工、設備の保有、エネルギーの調達、メンテナンス等、エネルギー業務を一括で請け負うことにより、お客さまが本業に集中できる環境を整えます。
また、お客さまの省エネルギー・省CO2ニーズには、当社グループが保有する熱源設備を最適運用することによって、お応えします。お客さま設備の運転データを解析することにより、今まで気づかなかったエネルギー使用のムダやムラが分かり、運用改善につなげていただけます。
 

<関連リンク>
▶ エネルギーサービスblank

 

工場における省エネルギーサービス
当社は、工場のお客さま向けに省エネルギーはもちろん、省CO2、省コストにつながるさまざまなソリューションを提供しています。
お客さまの設備をオンラインで計測・解析、エネルギーを「見える化」することで省エネにつなげていただく「TGみるネット」、総合的かつ継続的に蒸気システムづくりをサポートする蒸気のエネルギーサービス「Steam fit(スチームフィット)」など、さまざまなソリューションで、省エネ・省CO2・省コストのニーズにお応えしています。

<関連リンク>
 ボイラ・蒸気トータルサポートblank

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