Tokyogasgroup csr report

Contribution to the Environment 環境への貢献

スマート化の推進

持続可能な社会の構築に向けて、従来から求められるCO2排出量の削減に加え、節電やエネルギーセキュリティの確保などの課題に、社会全体で取り組むことが強く求められています。
東京ガスグループでは、これらの課題を解決するひとつの手段として、地域内の建物を熱や電気のネットワークで結び、エネルギーを賢く使う「地域のスマート化」を推進しています。また、建物ごとの「くらしのスマート化」や「オフィスビル・工場等のスマート化」も同時に進めています。

地域のスマート化の推進

地域のスマート化では、熱と電気を地産地消するガスコージェネレーションシステム(以下、ガスコージェネ、コージェネレーションシステム、CGS)と再生可能・未利用エネルギーを組み合わせ、熱と電気をネットワーク化し、情報通信技術(ICT)によるエネルギーマネジメントによってエネルギー需給を最適化するスマートエネルギーネットワーク(以下、スマエネ)を構築します。これによって地域単位で熱と電気を無駄なく利用することができ、地域全体のエネルギー効率が向上するとともに、万一の停電時でも事業活動や生活の維持を実現し、都市の価値向上に貢献します。
スマエネによるまちづくりは、国や自治体の施策と相まって、首都圏各地で拡大しています。

<関連リンク>
▶ スマエネ(スマートエネルギーネットワーク)blank
 安心・安全な暮らし・まちづくり
株式会社ディ・エフ・エフ, 東京ガス CSR室, 東京ガス 総務部, 東京ガス 総合企画部, 東京ガス 資源・海外本部, 東京ガス エネルギー生産本部, 東京ガス 電力事業計画部, 東京ガス 導管NW本部, 東京ガス IT本部, 東京ガス リビング本部, 東京ガス 基盤技術部, 東京ガス エネソル本部, 東京ガス 環境部, 東京ガス 資材部, 東京ガス 人事部(安全健康福利室), 東京ガス 人事部, 東京ガス 監査部, 東京ガス 監査役室, 東京ガス コンプライアンス部, 東京ガス 地域本部, 東京ガス 財務部, TGES, 東京ガスコミュニケーションズ

くらしのスマート化の推進

再生可能エネルギー設備と分散型エネルギーシステムを最大限導入した社宅を横浜市磯子区に建設し、2012年4月から2015年3月までの3年間、実証事業を行いました。
実証事業の取り組みとしては、集合住宅全体でエネルギー融通を行い、統合制御システムによる効率的な運用を実施しました。また、HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)を活用したエネルギーの「見える化」やインセンティブの付与等によって、居住者の省エネ行動を促進し、それらによる専有部の省エネ効果を検証しました。さらに、地域の電力が逼迫した状況を想定し、エネファームや蓄電池を活用したディマンドリスポンス(注)実証試験を行いました。
事業全体の成果として、エネファームなどの設備の導入・効率的な運用により住棟全体で約30%の省エネと38%のCO2削減を達成、HEMS導入による居住者の行動変容により専有部で7%の省エネを達成しました。また、ディマンドリスポンスによって夏季58%、冬季49%の電力ピークカットを実現しました。
(注)電力供給の逼迫時等に、電力使用抑制の要請を受けて需要者側で電力の需要を調整するしくみ。具体的には、電力ピーク時に「地域エネルギーマネジメントシステム」からのディマンドリスポンス信号を受け、家庭用燃料電池「エネファーム」の発電量が最大となるような制御を行うなど、「統合制御システム」によって住棟全体の電力・熱の需要と供給を制御するとともに、「家庭用エネルギー管理システム」を用いて各戸に節電要請を行う。


磯子スマートハウス実証事業
「磯子スマートハウス実証事業」 
地下1階地上4階・24戸の東京ガス社宅。平成23年度「次世代エネルギー・社会システム実証事業」、平成22年度「国土交通省住宅・建築物省CO2先導事業」にも採択されている


集合住宅版スマートハウス実証事業

集合住宅版スマートハウス実証事業

事業成果はこちらから  磯子スマートハウス実証事業成果
 
HEMS (ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)
情報通信技術(ICT)を使って、家庭内で使うエネルギーを「見える化」し、適切に管理するシステムです。東京ガスは、2012年度~2015年度にかけて新築、既築の集合住宅600戸を対象に、「見える化」やデータ分析の試行をしました。同試行では、多機能端末と専用ウェブサイトは、ガス・電気・お湯の現在の消費量、時間・日・月ごとの消費量を表示し、収集したデータを分析して、自宅のエネルギー消費量と家族人数が同じ世帯の平均値との比較などを各ご家庭に情報提供しました。また、エネルギー消費量に基づいた省エネアドバイスも行いました。

多機能端末の表示内容イメージ
多機能端末の表示内容イメージ

スマートメーター
ガスの流量を把握、制御するための通信機能つきメーターです。HEMSに活用されるほか、外出先からガスの消し忘れをチェックし、遠隔操作でガスを止めるサービスなどでも活用されています。当社を含むガス会社、ガスメーターメーカー、通信機器メーカー、通信事業者は、共同で通信をより高速化した高機能なスマートメーターの開発を進めており、当社は2018年からの導入開始をめざしています。

スマートメーター スマートメーター
株式会社ディ・エフ・エフ, 東京ガス CSR室, 東京ガス 総務部, 東京ガス 総合企画部, 東京ガス 資源・海外本部, 東京ガス エネルギー生産本部, 東京ガス 電力事業計画部, 東京ガス 導管NW本部, 東京ガス IT本部, 東京ガス リビング本部, 東京ガス 基盤技術部, 東京ガス エネソル本部, 東京ガス 環境部, 東京ガス 資材部, 東京ガス 人事部(安全健康福利室), 東京ガス 人事部, 東京ガス 監査部, 東京ガス 監査役室, 東京ガス コンプライアンス部, 東京ガス 地域本部, 東京ガス 財務部, TGES, 東京ガスコミュニケーションズ

オフィスビル・工場等のスマート化の推進

BEMS(ビル・エネルギー・マネジメント・システム)やスマートメーターを活用し、オフィスビルや工場等でエネルギーの「見える化」を図ります。また、ガスコージェネや再生可能エネルギー、空調、ボイラなどの最適運転制御など、エネルギーサービスの充実を図り、お客さま先の省エネ、省CO2に貢献していきます。

業務用ビルのスマート化イメージ

業務用ビルのスマート化イメージ


TGグリーンモニターによるエネルギーの「見える化」
「TGグリーンモニター」は、お客さまごとの専用のホームページに、お客さま先で計測したエネルギーデータを、グラフなどに「見える化」して提供するサービスです。エネルギーがどのように使われているのか「見える化」することにより、省エネルギーを効果的に進めます。

TGグリーンモニター 画面イメージ

TGグリーンモニター 画面イメージ



「楽省!BEMS」で業務用ビルの省エネ・節電をサポート
「楽省!BEMS」は、当社がお客さまの設備やエネルギーの使用状況を遠隔で見守り、省エネ・節電をサポートするシステムとして2013年度にサービスを開始しました。本システムは、主に業務用の中小規模施設の空調、換気、照明などの電気設備と、GHP、ナチュラルチラー、ボイラなどのガス設備の運転を一括で管理し、省エネ・節電に貢献します。「楽省!BEMS」をご採用いただいたお客さま施設(商業テナントビル)では、GHPと換気設備等を制御することで省エネを実現し、ガス使用量を約11%、電力使用量を約4%削減しました。また、ピーク電力を約6%削減しました。(2017年3月時点)

お客さま施設(商業テナントビル)における「楽省!BEMS」の省エネ効果事例

お客さま施設(商業テナントビル)における「楽省!BEMS」の省エネ効果事例

「楽省!BEMS」のシステム例

「楽省!BEMS」のシステム
株式会社ディ・エフ・エフ, 東京ガス CSR室, 東京ガス 総務部, 東京ガス 総合企画部, 東京ガス 資源・海外本部, 東京ガス エネルギー生産本部, 東京ガス 電力事業計画部, 東京ガス 導管NW本部, 東京ガス IT本部, 東京ガス リビング本部, 東京ガス 基盤技術部, 東京ガス エネソル本部, 東京ガス 環境部, 東京ガス 資材部, 東京ガス 人事部(安全健康福利室), 東京ガス 人事部, 東京ガス 監査部, 東京ガス 監査役室, 東京ガス コンプライアンス部, 東京ガス 地域本部, 東京ガス 財務部, TGES, 東京ガスコミュニケーションズ

安心・安全な暮らし・まちづくり

ガスコージェネレーションシステムを核としたスマート化の推進

地域内の建物を熱や電気のネットワークで結び、エネルギーを賢く使う「地域のスマート化」を推進しています。「地域のスマート化」とは、ガスコージェネを核として、地域で使用する熱と電気をネットワーク化するとともに、中心となるエネルギーセンター等でこれらを的確にマネジメントすることで、エネルギー需給を最適化するスマエネを構築するものです。地域の特性に合わせて、低炭素で災害に強いエネルギーを供給することで、環境性・防災性に優れた持続可能なまちづくりに貢献していきます。
 
田町駅東口北地区のⅡ-2街区(西側)に着工
当社グループは、低炭素で災害に強いまちづくりをめざし、港区と連携して「田町駅東口北地区(東側エリア、東京都港区)(注1)」、にスマエネの構築を進めており、2014年11月より、みなとパーク芝浦(公共公益施設)、愛育病院、児童福祉施設の3施設に熱と電気の供給を順次開始しました。新たなまちづくりにおいてスマエネを構築したのは、本プロジェクトが日本で初めてとなります。また、2015年10月には、田町駅東口北地区のⅡ-2街区(西側エリア)の「msb Tamachi(ムスブ田町)」に着工しました。これは、当社所有地に複合ビジネス拠点を創出するもので、開発に合わせて第二スマートエネルギーセンターを設置し、先行する第一スマートエネルギーセンターと連携することで、田町駅東口北地区全体で1990年比で約45%のCO2削減をめざしています。
(注1)におけるスマエネの取り組みは、その省エネ性が評価され、平成28年度省エネ大賞(事例部門)、経済産業大臣賞を受賞しました。

田町駅東口北地区スマエネの主な特長
異なる用途の複数施設の連携 公共施設、病院等
再生可能・未利用エネルギー等の最大導入・有効活用 太陽熱・地下トンネル水の熱を空調用に活用 
(地域熱供給事業として日本初)
事業継続計画(BCP)への貢献 停電時にも防災拠点(みなとパーク芝浦)への電力継続供給、
愛育病院への熱継続供給が可能
SENEMS(注2)による需給最適制御 外気状況やエネルギー利用状況等から、
エリア全体の熱・電気を最適化(日本初)

田町駅東口北地区のスマエネ
田町駅東口北地区のスマエネ
(注2)「スマートエネルギーネットワーク・エネルギーマネジメントシステム」の略称。

上記についてご意見・ご感想をどうぞ!

株式会社ディ・エフ・エフ, 東京ガス CSR室, 東京ガス 総務部, 東京ガス 総合企画部, 東京ガス 資源・海外本部, 東京ガス エネルギー生産本部, 東京ガス 電力事業計画部, 東京ガス 導管NW本部, 東京ガス IT本部, 東京ガス リビング本部, 東京ガス 基盤技術部, 東京ガス エネソル本部, 東京ガス 環境部, 東京ガス 資材部, 東京ガス 人事部(安全健康福利室), 東京ガス 人事部, 東京ガス 監査部, 東京ガス 監査役室, 東京ガス コンプライアンス部, 東京ガス 地域本部, 東京ガス 財務部, TGES, 東京ガスコミュニケーションズ