Tokyogasgroup csr report

国内外でのエネルギー安定供給 国内外でのエネルギー安定供給

都市ガスの供給

都市ガスの供給安定性

天然ガスは世界各地に豊富に埋蔵されているため、お客さまに都市ガスを⻑期安定供給するための基本となる「原料の安定確保」が可能です。
株式会社ディ・エフ・エフ, 東京ガス CSR室, 東京ガス 総務部, 東京ガス 総合企画部, 東京ガス 資源・海外本部, 東京ガス エネルギー生産本部, 東京ガス 電力事業計画部, 東京ガス 導管NW本部, 東京ガス IT本部, 東京ガス リビング本部, 東京ガス 基盤技術部, 東京ガス エネソル本部, 東京ガス 環境部, 東京ガス 資材部, 東京ガス 人事部(安全健康福利室), 東京ガス 人事部, 東京ガス 監査部, 東京ガス 監査役室, 東京ガス コンプライアンス部, 東京ガス 地域本部, 東京ガス 財務部, TGES, 東京ガスコミュニケーションズ

需要やエリア拡大に応じた導管網整備

お客さまのニーズにお応えして都市ガスの普及拡大を図るため、導管網整備を推進しています。首都圏に保有する高圧ガス導管は約980kmに及び、さらに7MPa系高圧幹線のループ化による供給安定性の向上とネットワーク全体の輸送能力拡大を目的とした高圧ガス導管「茨城幹線」を2020年度末の開通に向けて建設中です。すでに都市ガスを供給しているエリアにおいては一層の需要獲得を目的に、また需要が旺盛な北関東エリアなどにおいては新たな需要獲得を目的に、いずれも供給安定性を確保しながら中低圧の地域配給導管の建設を進めています。こうした取り組みを通じて都市ガス輸送量を拡大しながら、さらなる経営の効率化を進め、スリムでパワフルな導管事業者を実現していきます。
インフラに関わる要員の育成・技能向上において、2019年度も引き続き⾼圧ガス導管・中圧重要路線・他社からの受⼊設備などの重要供給施設の点検強化に努めていくとともに、緊急時のバックアップ体制の充実や訓練を実施するなど、安定供給のための取り組みを継続していきます。

東京ガスグループの供給体制

東京ガスグループの供給体制

主な供給インフラ拡充計画

目的 幹線名 区間 開通予定
広域インフラの拡充
茨城幹線 日立市〜神栖市 2020年度
株式会社ディ・エフ・エフ, 東京ガス CSR室, 東京ガス 総務部, 東京ガス 総合企画部, 東京ガス 資源・海外本部, 東京ガス エネルギー生産本部, 東京ガス 電力事業計画部, 東京ガス 導管NW本部, 東京ガス IT本部, 東京ガス リビング本部, 東京ガス 基盤技術部, 東京ガス エネソル本部, 東京ガス 環境部, 東京ガス 資材部, 東京ガス 人事部(安全健康福利室), 東京ガス 人事部, 東京ガス 監査部, 東京ガス 監査役室, 東京ガス コンプライアンス部, 東京ガス 地域本部, 東京ガス 財務部, TGES, 東京ガスコミュニケーションズ

供給指令センターの取り組み

供給指令センターでは、首都圏の都市ガス製造・輸送状況を24時間365日体制で集中監視・コントロールしています。信頼性の高い独自の無線通信網を利用して、都市ガスの製造や供給設備の稼働状況に関する情報をリアルタイムで収集し、LNG基地や高圧幹線の定期点検・メンテナンス工事などの影響を考慮しながら安定して都市ガスを輸送できるように、LNG基地でのガス製造量調整、ガバナステーションでの圧力調整、ガスホルダーの貯留・払い出しなどを的確に指示しています。
災害発生時には、情報収集とともに被害の程度を分析し、ガス供給停止など二次災害防止のための初動措置を行います。また、内閣府や東京都と連携し、センター内に設置している専用連絡端末機を使って被害情報を共有するとともに、TV会議システムを用いた対策協議を行い、被害の拡大防止に努めます。

供給指令センター 供給指令センター
株式会社ディ・エフ・エフ, 東京ガス CSR室, 東京ガス 総務部, 東京ガス 総合企画部, 東京ガス 資源・海外本部, 東京ガス エネルギー生産本部, 東京ガス 電力事業計画部, 東京ガス 導管NW本部, 東京ガス IT本部, 東京ガス リビング本部, 東京ガス 基盤技術部, 東京ガス エネソル本部, 東京ガス 環境部, 東京ガス 資材部, 東京ガス 人事部(安全健康福利室), 東京ガス 人事部, 東京ガス 監査部, 東京ガス 監査役室, 東京ガス コンプライアンス部, 東京ガス 地域本部, 東京ガス 財務部, TGES, 東京ガスコミュニケーションズ

ガス小売全面自由化に対応する託送サービス

東京ガスでは、ガスの⼩売全⾯⾃由化に対応して、「託送受付センター」を設置しています。当社保有のガス導管をご利⽤いただくための託送契約の申し込み受付および託送契約開始後の料⾦請求を⾏うシステムを構築し、増加する新規ガス小売事業者の業務の円滑化を図っています。託送受付センターの運営にあたり、ガス⼩売事業者に関する情報を適切に管理するために執務室の物理的隔絶を施した上で、託送関連情報の目的外利⽤を禁⽌し、全てのガス⼩売事業者に公平な対応をすることで、中⽴性を確保しています。
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経年管などの設備対策

経年管などの取り替え

経年管などの設備については、効果的な更新・改善を図りながら、ガス導管の保安確保のための対策を実施しています。
ガス導管を管理する各導管ネットワークセンターでは、対策の優先順位を踏まえて、更新・改善についての年度計画を⽴案し、確実に実施しています。

経年管の取り替え
経年管の取り替え

経年白ガス管の取り替え

保安上重要とされる建物における「白ガス経年埋設内管(亜鉛メッキ鋼管)」の対策について、引き続きお客さまへ取り替えていただけるよう周知などを行い、可能な限り2020年度までに改善完了できるよう努めています。なお、公的施設については、2020年度までの改善完了を目指し、引き続き改善折衝を行っていきます。

ガス漏えい定期検査の実施

ガス事業法にのっとり、道路上のガス漏えいの早期発見のための定期漏えい検査を実施し、発見された漏えい箇所については早期に修理対応しています。検査の計画・実施および管理は、ガス事業法関係法令や通達に定められた事項を順守するほか、法令に定められた定期漏えい検査以外にも東京ガス独自に「ガス漏えい点検」を計画して、継続的に実施し、皆さまに安心してサービスをご利用いただけるよう尽力しています。
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高圧ガス導管のパトロール

高圧ガス導管は、4つのLNG基地から首都圏を含めた関東一円に都市ガスをお届けする大動脈です。都市ガスの安定輸送のため、万全の体制と最新の設備で高圧ガス導管の維持管理に努めています。その重要な取り組みの一つが高圧ガス導管上を定期的に巡回する路線パトロールです。
路線パトロールでは、未照会他工事(東京ガスにガス管の埋設位置の事前確認がない他事業者の工事)が行われていないか、路面の亀裂・陥没などガス管に影響を与える現象が発生していないかを確認するとともに、ガス供給設備を点検し、整圧器(ガスの圧力を調整する機器)やバルブ(ガスの流れを遮断する機器)からの振動や騒音などの異常がないことを確認します。このように多岐にわたる点検を行う路線パトロールを毎日実施することで、安全の確保をより確かなものとしています。
 
路線パトロール 路線パトロール
 
輸送の高効率性
電気は発電所からオフィスやご家庭などに供給されるまで、排熱や送電によるエネルギーロスがおよそ60%に上り、実際に供給できるのは一次エネルギーの約40%です。一方、LNG基地で気化され製造された都市ガスは、ガス導管を通ってそのまま消費地まで送られるため、エネルギー変換が不要で、輸送によるロスも発⽣することがありません。
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安全にガスをお届けするために

都市ガス供給事業の基盤を支える技術

東京ガスでは、ガスの利用における省エネ性と安全性の両⽴に⽋かせない燃焼技術や伝熱・流体技術、パイプラインネットワークに代表されるインフラの安全性確保に必要な材料や耐震性の評価技術、お客さまに供給するガスを⾼品質に保つためのガス分析技術などを中⼼に研究開発を⾏い、専門的な知⾒を深めています。万が⼀、災害による事故や機器などのトラブルがあった場合でも、各分野の専門的な技術者が迅速に対応し、事故やトラブルを⼆度と繰り返さないよう、確実な原因究明と対策を⾏っています。
導管⼯事における安全性・作業性の⼀層の向上を図るため、導管の敷設や維持管理などの各種⼯法をはじめとするさまざまな開発および改良改善に取り組んでいます。また、これらの成果を他ガス事業者へ積極的に紹介し、導⼊⽀援を⾏うことで、ガス業界のパイオニアとして導管の保安向上に寄与し、業界全体の発展にも貢献していきます。
このように、お客さまに安全にガスをお使いいただくためには、ガスを供給している私たちが、誰よりもガスそのものとその供給設備、利⽤機器に関する基礎的かつ専門的な知⾒や基盤技術を持っていなければなりません。当社はこれからもお客さまの安⼼・安全を⽀えるために不可⽋な技術を継承する体制を整えるとともに、さらなる技術の深化・発展を目指します。

ガス供給インフラの地震防災に関する研究

当社では、お客さまに安心してガスをご利用いただくため、パイプラインをはじめとするガス供給インフラの地震防災に関する研究・開発に取り組んでいます。阪神・淡路大震災レベルの地震の動きを再現できる三次元震動台を用いた実験では、ガス供給インフラを構成するさまざまな設備の安全性を評価することが可能です。また、実際の現象をコンピューター上で模擬できる数値解析シミュレーションという技術を用いて、地中に埋設されたパイプラインの複雑な変形挙動をも考慮した耐震性の評価を実施しています。
これらの研究で得られた知見は、当社ガス供給インフラ設備の地震防災対策のみならず、ガス業界全般の取り組みにも活用されてきました。ガス業界の地震防災レベルのさらなる向上に貢献すべく、今後も研究開発を進めていきます。
 

「三次元震動台」による耐震性試験

「三次元震動台」による耐震性試験

数値解析によるパイプラインの変形挙動評価

数値解析によるパイプラインの変形挙動評価

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